約2千本の桜が植えられ、全国の「さくらの名所100選」に制定されている衣笠山公園で今月20日、衣笠小学校6年生の児童約60人が樹勢回復活動を行った。衣笠地域運営協議会と連携した事業。地元の若い世代にも地域資源に関心を持ってもらおうと企画した。
当日は菜の花やネモフィラなど6種類の花の種を入れた泥団子を1人20個ほど作り、桜の樹の周辺に置いていった。春になり、開花を迎えると周辺一帯が”花畑”となり、踏み荒らし被害を防ぎ、根を守ることにつながっていくという。
花が咲き出すのは3月中旬ごろ。参加した鳴海百華さん(12)は「卒業する前にみんなでもう一回見に来たい」と話した。
地運協で主に桜の樹勢回復を担当する磯部喜代志さんは「樹木は地域の人が何十年単位で見守っていかなければならない。子どもたちにも少しでもそういう気を持ってもらえたら」と今回の活動を語った。
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