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三浦学苑 「都大路」の夢 届かず 県駅伝 過去最高2位も涙

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掲載号:2016年11月11日号

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トップと90秒差でゴールしたアンカーの今井千尋選手(右)
トップと90秒差でゴールしたアンカーの今井千尋選手(右)

 県高校駅伝大会が今月5日に丹沢湖周回コース(山北町)で行われ、三浦学苑女子は2位でのフィニッシュとなった。優勝候補に挙げられていた同校だが、各都道府県の優勝校で争われる都大路(京都府)での全国大会には一歩届かず。過去最高順位を記録したが、悲願を達成できず選手らは涙を飲んだ。

2選手が区間賞

 三浦学苑女子は地元の有力選手が集まり、県駅伝大会では3年連続で3位入賞を果たしている県内屈指の強豪。今年はインターハイ出場のエース長濱夕海香選手(3年)をはじめとした4人が昨年の大会を経験しており、市勢としては旧久里浜(現横須賀明光)高校以来19年ぶりの優勝に期待がかかっていた。

 「都大路」を目標に臨んだ丹沢での5区21キロ。各校エースが揃う最長区間1区(6キロ)、長濱選手は先頭集団で並走していたが、残り1キロ地点にいた顧問の安井裕紀教諭から指示を受け、スパート。集団から抜け出してトップで2区へ。受けた中沢りんご選手(2年)も良い流れを切らさず区間賞の走り。しかし優勝がちらつき始めた3〜4区の中継所で荏田高校(横浜市都筑区)に逆転を許すと、そのまま最後まで差は縮められなかった。

 2位となった同校女子は11月19日(土)に群馬県で行われる関東大会に回る。

 勝負の分かれ目について安井教諭は1区を挙げた。長濱選手の快走による逃げ切りを勝ちパターンと考えていた同校。狙い通りトップでのリレーとなったが気温18度と昨年より3度も高い暑さもあり、全体としてスローペースで差が広がらず。「もっとリードして後輩たちにつなげれば…」とレース後に涙を浮かべたエースは責任を背負った。

* * *

 3年連続の出場となった3区の檜垣好選手(3年)。岩戸中ではバスケ部に所属。高校でも続けるつもりでいたが、毎年馬堀で行われる中学校対抗駅伝で3年連続区間2位の走りを見せると、素質を見込んだ安井教諭に誘われ、高校からは陸上に転向。今夏のインターハイでは800mに出場するなど成績を残した。

 今回のレースでは3回目となる3区で首位の座を明け渡す形にはなってしまったが、それでも区間2位の堂々とした走り。「悔しさもあるけど、このメンバーで駅伝を走れて良かった」と充実した表情も見せた。

来年に「光」も

 全国を逃したとはいえ、過去最高順位を記録した同チーム。安井教諭が指揮を執るようになって10年、着々と順位を上げてきた。今回もこの3年間ワンツーを独占していた荏田と白鵬女子(同鶴見区)の県2強に割り込んだ結果に対して安井教諭は「大きな前進」と手応えを感じている。

 今大会を経験した2年生の3人が残り、過去最多となる1年生の入部が予定されている来年に、同校初となる「都大路」の夢は引き継がれていく。

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