高校女子サッカーの日本一を決める選手権大会が12月30日(金)から兵庫県で行われ、市内の湘南学院高校=写真=が出場する。同校は先月行われた関東大会を優勝しており、勢いに乗った状態で全国の舞台に挑む。
関東制して波に乗る
同校が全国大会に出場するのは5年連続。近年はベスト8の壁に阻まれているが、今年は7年ぶりに関東を制しての出場とあって選手たちにも自信がみなぎっている。1年生の時から試合に出場しているフォワードの白井未来選手(3年)は「過去2年は悔しい思いをしてきた。総合力がここに来て上がってきているので、頂点を目指したい」と意気込む。
チームを束ねる木村みき監督は「突出した選手がいるわけではないが、粘り強く戦い、接戦をものにできる勝負強さがある」と評す。準々決勝では試合終了間際に追いつかれながら、気持ちを切り替えPK勝ち、準決勝では残り15分で決勝点を挙げた。
「結成当初は結果が出なかった」と木村監督。これまで出場機会を多く得られていなかった3年生の経験不足もあり、春先に行われた今年のインターハイは県予選で敗退した。
しかし夏頃から調子は上がりだす。合宿では徹底した走り込みで走力とメンタル面を強化。また、選手同士でもミーティングを実施。戦術や練習への取り組みなどお互いに意見がぶつかりあう形になったが「思っていることを素直に言い合えるようになって、あの頃からチームとして再結束していった」と主将を務める佐久間未稀選手(2年)は振り返る。
結果、秋に行われた県と関東は優勝。両大会の決勝ではインターハイ予選で敗れた因縁の相手、星槎国際高校に両試合勝利をおさめ、リベンジを果たした。
チームが掲げるのは「信頼」だ。「26人全員がお互いを信じ合い、一丸となって勝ち上がっていく」と佐久間主将は力強く話した。
横須賀版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>