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横須賀・三浦版 公開:2017年1月13日 エリアトップへ

主に育成年代のサッカー環境整備などに取り組んでいる 田中 利一さん 根岸町在住 58歳

公開:2017年1月13日

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田中 利一さん

サッカー少年の成長願い

 ○…市内出身の現役JリーガーやOBが集い、地元の小学生と交流する教室。主催するサッカー協会関係者は口を揃えてこう言う。「りいちさんがいるから実現できる」。名前の利一(としかず)から親しみを込めて呼ばれており、サッカー界での人脈は広い。横浜F・マリノスに勤めて20年以上。多くのJリーガーのスカウトや契約、育成に携わってきた。その最前線で培う経験やノウハウを横須賀サッカー協会でも発揮している。

 ○…もとは野球少年だったが、旧常葉台(現常葉)中在学時、友人からサッカー部の立ち上げに誘われた。なんとか人数を集めたが当時はまだ不遇の時代。グラウンドの使用などを巡り、他の部が難色を示した。そして反対組とのサッカー対決で決着をつけることに。この”大一番”を制したことでサッカー人生は幕を開けた。国立競技場で見たブラジル代表ペレの華麗なゴール、11人が連携する楽しさ、学生時代はボールを追いかける事に没頭した。

 ○…20代半ば、教員として初めて着任した大津高校。しかし確固たる意志や方針のなかったサッカー部の新米顧問は選手をただ走らせ続けていた。幾多の本を読み、他の先輩指導者達から話を聞いた数年後、間違いを恥じた。規律や礼儀を重んじたスポーツマンシップの醸成、そしてポジションチェンジを流動的に行うサッカー。この2つを軸にした指導で選手の成長を促すと周囲の評価も高まっていった。そして声をかけられたのがマリノスだった。

 ○…現在はチームとサッカー協会で主に育成年代の環境整備に力を入れる。遠征費の予算組みやスポンサーを募った大会運営など活動は幅広い。8年目となる今回のサッカー教室、初回に参加してプロを夢見た少年達は20歳を迎えている。大学で活躍する選手、国体出場など芽は育ちつつある。「彼らがプロになり、横須賀サッカーへの恩返しで次世代育成に貢献してくれる、そんな好循環を作りたい」

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