アマチュア写真家を対象とした賞の中で、最高峰と呼び声の高い「酒田市土門拳文化賞」に走水在住のストラーン久美子さん(61)=人物風土記で紹介=が選ばれた。
ストラーンさんは「横須賀ブルー ペルリ164年目の再上陸を想起する」と題した30枚組の写真を応募。市内で撮影した米兵の生活シーンや、アラブ系の子どもが深夜のどぶ板通りを出歩く様子など、国際色豊かな横須賀の日常を切り取った。破天荒な言動で世界を動かす米のトランプ大統領就任を、鎖国中の日本を変えたペリーの黒船来航に重ね合わせて、日米の今後などを、写真を通して観る人に投げかけている。
ストラーンさんの作品に対して、プロの写真家が務める選考委員からは「時節と相まって秀逸だった」との声があがった。6月には受賞作品の展示が東京で行われる。
同賞は写真家として名を馳せた故土門拳氏の功績を記念して、写真文化の振興などを目的に設立されているもの。過去の受賞者の中にはプロに転向する人もおり、アマチュア写真家の登竜門として認知されている。23回目を迎えた今年は全国から143の作品が寄せられていた。
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