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横須賀「水と環境」研究会 ため池を訪ねて歩いて コース作成、冊子で紹介

文化

掲載号:2017年3月24日号

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大楠山登山道入り口にある「芦名の堰」
大楠山登山道入り口にある「芦名の堰」

 自然観察グループの横須賀「水と環境」研究会は、横須賀のため池に関する調査研究の成果をまとめた冊子を作成した。大正時代の記録では三浦半島にため池・堰は100以上あったとされるが、現在は10カ所程度に減少している。同会では、緑とともにある水辺を貴重な地域資源と捉えており、手軽に散策できる市内6つのコースを作成。自然体験の機会提供を通じて、ため池の保存・活用を提唱していく考えだ。

 同会は三浦半島を流れる川の源流を遡り、水質や水生生物の調査を30年にわたって展開してきた。一昨年には、横須賀市と葉山町・三浦市にある湧水33カ所を調査。水質・湧出量・周囲の生態系の状況などを網羅した冊子を発行している。

 今回、調査対象としたため池・堰は、大きな川の少ない三浦半島で、農業用の灌がい用水を溜める目的で人造されたもの。昭和40年以降の急速な宅地化などで放置されていたり、埋め立てられたものを古い資料や残されているデータから洗い出し、現在の状況などを加えて紹介している。市がため池として定義し、管理しているのは10カ所。現在、農業用として使用されているものはほとんどない状況で、親水や多様な生物が生息するための保全の場に位置付けられている。

 「よこすかのため池」のタイトルで発行された冊子は、学術的な記載を控え目にして、ガイドブックの要素を高めている。地域ごとに点在する3〜6カ所のため池をめぐる散策コースを6つ考案して紹介。「水面の大きさ」「岸・水辺の近づきやすさ」などを評価基準(A〜Cの3段階)とした独自の”おすすめ度”も記載した。Aランクに挙げられているのは、ホタルの鑑賞地として知られる「若芽堰」(小矢部)、スイレン・ハスの花の名所である「すいれん池」(阿部倉)、三浦半島最大を誇り水鳥が羽を休める「轡(くつわ)堰」(長井)などがある。

 同会の高橋弘二代表は、「身近な自然を訪ねるきっかけになれば」と話している。冊子は希望者に1冊1000円で頒布。申込みは、同会の高橋さん【携帯電話】090・5499・0831

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