横須賀市は低年齢の子どもたちが早い段階から英語に触れる機会の創出に力を入れている。今年度は6月の西コミュニティセンターを皮切りに市内の各コミセンで未就学児などを対象とした講座を実施。就学前から英語に親しむことでその後の学習効果に期待する。
「英語が学べるまち」を目指す横須賀市。英語学習関連事業に今年度は約2億5000万円超の予算を計上している。その中で昨年度から力を入れているのが未就学児などを対象に「親しむ」機会の創出。市内事業者も交えて2月に本町で行った子ども向けの英語イベントでは、外国人と話すブースやゲーム、工作など遊びながら英語を学ぶコーナーを用意。3千人近くの来場者が訪れ、好評の声が多く聞かれたという。
今年度も民間と連携して同様のイベントを行う方向で、これに加え、各地域のコミセンに対して主に未就学児を対象とした講座の開催を呼びかけている。市の担当者は「より身近な場所で英語に触れられる機会を設けたかった」と狙いを説明。外国語に対する抵抗感をなくし、スムーズに学習に入れる環境を整備する。
先んじて行うのは西コミセン。6月22日(木)から3週連続で木曜日に開催する。0歳から未就園児を対象として、工作や手遊び歌を通して英語を耳に入れる。既に募集人数が埋まってきており「需要があると感じている」と担当者は話す。
英検受験に補助
学生に向けた施策としてはこれまで同様、市立の全小・中・高にALTを配置するほか、今年度は鷹取中と鴨居中をモデル校として3年生を対象に6月と10月に実施の英検3級の検定料を希望者に補助する。「学習意欲を高めて、学力向上につなげたい」と市の教育委員会は話している。
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