全国にある信用金庫の地域支援活動をたたえる「第20回信用金庫社会貢献賞」で最高位となる会長賞にかながわ信用金庫が選ばれた。養護学校で行っている金融教育が評価を受けた。先月21日に開かれた表彰式で同金庫の平松廣司理事長にブロンズ像が手渡された。約170信金から593件の応募があった。
養護学校で出前金融授業
同賞は本業とは別の分野で地域に根ざした社会貢献活動を顕彰するもの。
同信金では、職員が横須賀市や藤沢市の養護学校に出向いて、お金の使い方や貯金の大切さを説明する授業を継続して行っている。生徒の興味を引く独自のゲームの開発に加え、実際の営業店でATM操作や窓口で口座開設の仕方を学ぶ実践的な研修プログラムを用意。振り込め詐欺のトラブル回避方法なども教えている。これまでに約40回の授業実績がある。会長賞の受賞は初めてとなるが、過去には藤沢市の遊行寺で行われている薪能の文化振興支援や福祉車両の貸出しボランティアなどで銀賞にあたるFace to Face賞を受けている。
平松理事長は「当金庫が経営目標に掲げる『強くてやさしい』を行動として表わしたもの。評価を受けたことを誇りに思う。今後も世の中に不足しているものを見つけ出して取り組みを進めたい」と喜びを話した。
三笠ビルに新店舗
同信金では、三笠ビル商店街の一角に住宅ローン、年金、経営相談などを広く扱う「よろず相談承り処」を9月に開設する。買い物客の休憩スペースとしての利用も想定。困りごとの相談窓口として機能させながら営業活動につなげる実験店の位置づけとなる。
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