県政報告 障がい者の教育環境整備を
私は先の「県議会第3回定例会」代表質問で障がい者の教育支援のひとつとして、県立高校における「インクルーシブ教育実践推進校」の拡大について質問しました。
県教育長からは、「県立高校改革の一環として受け入れ体制を強化させる」との答弁を引き出しました。そして2020年以降に新たに10数校が指定される見通しとなりました。
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インクルーシブ教育とは、障がいの有無にかかわりなく、生徒が希望する学校、学級で学べる教育施策です。
昨年度、「教育実践推進校」に指定された茅ヶ崎、厚木西、足柄の3校では今年4月に31人の障がいを抱える生徒が入学しており、必要な支援を受けながら充実した高校生活を送っています。
ただ現時点では、通学できる生徒は一定の地域に限られており、「教育実践推進校」のない地域の保護者や中学校の現場から、早期拡大を望む声が県教育委員会に寄せられていました。
県民のニーズや関心の高さから、私は「共生社会の実現」に向けて積極的に取り組む必要があると、早期の拡大を求めました。同時に、生徒が安心して過ごせる校内環境の整備充実の必要性も提言しました。
これらを踏まえ、県は対象となるすべての生徒が通える範囲に少なくとも1校を整備する方針を固めました。具体的な学校名は来秋に公表するとのことです。
加えて、第2質問で取り上げた「通級指導」(※)の導入については、「来年4月から県内で3校を選定すべく、調整を進める」との回答がありました。
今後も地域の皆さまのご意見・ご要望を議会に反映させるべく、しっかりと取り組んで参ります。
※軽度の障がいがある児童や生徒を対象に、一時的に別室で特別な指導を行う
亀井たかつぐ
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