神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
横須賀版 公開:2018年1月1日 エリアトップへ

 石内都さんの個展「肌理(きめ)と写真」 横浜美術館 記憶と時間の痕跡

文化

公開:2018年1月1日

  • LINE
  • hatena
▲《絶唱、横須賀ストーリー #80本町》1976-77年 横浜美術館蔵
▲《絶唱、横須賀ストーリー #80本町》1976-77年 横浜美術館蔵

 6歳から19歳の多感な成長期を横須賀で過ごした写真家・石内都さんの個展が、横浜美術館(横浜市西区)で開かれている。会期は3月4日(日)まで。

 横須賀を題材にした作品でデビューしてから、昨年で40年。住人のいないアパートや身体の傷跡、大正・昭和の女性たちが愛用した絹織物、亡き母や被爆者らの遺品―など”時間の記憶”を綴ってきた。

 今回の個展は、国内では8年ぶりとなる大規模なもの。「石内都 肌理と写真」と題し、横須賀での活動以降を区切りとして、現在暮らす「横浜」のほか、出生地の桐生市に伝わる「絹」をテーマにした作品、「無垢」「遺されたもの」の4部構成で、初期から未発表作まで約240点を見ることができる。

写真家としての原点

 同時開催のコレクション展では、初期の代表作「絶唱、横須賀ストーリー」の全55点を展示している。1960〜70年代当時、横須賀に抱いていたのは、違和感や嫌悪といった感情だったという。ふとしたことからカメラを手にし、米軍基地のある特異な街の姿、光と影のコントラスト、時代の息遣いをそのまま閉じ込めたような粗い粒子の「ヴィンテージプリント」で映し出した。のちに石内さんは、この街を「良くも悪くも大きなカルチャーショックを受けた場」と語り、同作を「写真を始めた時期の思い入れの強いもの」と話している。

 展示に関する問い合わせは、横浜美術館【電話】045・221・0300

◀個展会場で取材を受ける石内さん=昨年12月
◀個展会場で取材を受ける石内さん=昨年12月

横須賀版のローカルニュース最新6

豆力士、土俵で奮闘

わんぱく相撲 横須賀場所

豆力士、土俵で奮闘

4月23日

「ピンクリボン」チャリティー講演会

エコやぎさんたら元気に食べた

エコやぎさんたら元気に食べた

環境にやさしい除草活動

4月23日

長井一帯を会場に

長井一帯を会場に

地域有志のフリマ企画

4月21日

猿島往来に「黒船」

猿島往来に「黒船」

トライアングル 新造船就航

4月20日

武者行列にあわせ新御城印

武者行列にあわせ新御城印

甲冑や旗など意匠に

4月19日

あなたの街の植木屋さん ハロー・ガーデン

土日祝OK!見積り・出張費0円!1本からでも対応します!

<PR>

あっとほーむデスク

  • 4月19日0:00更新

  • 4月12日0:00更新

  • 4月5日0:00更新

横須賀版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

横須賀版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月23日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook