高校サッカー選手権で優勝した前橋育英のメンバーで高校選抜候補にも選出されている 後藤田 亘輝さん 大津町出身 18歳
全国優勝、最高の経験
○…先の全国高校サッカー選手権大会で優勝を飾った強豪、前橋育英高(群馬県)のレギュラーメンバー。
鉄壁の守備は”最強4バック”と称され、その一角を務めた。昨年の同じ大会ですんでのところで優勝を逃し、言葉にならない悔しさを経験したのも同じポジションにいた4人。これを発奮材料に1年間、練習に練習を重ねて見事に雪辱を果たした。
○…サッカーとの出会いは幼稚園の頃。地域のクラブチームで友達とプレーする楽しさに目覚め、中学時代は横浜F・マリノスの下部組織に所属。トップレベルの環境に身を置き活躍もしたが、その上の世代であるユースへの昇格は果たせなかった。失意の中、気持ちを切り替えて目指したのが、黄色と黒の縦縞のユニホーム。テレビのサッカー中継などで記憶の片隅にあった名門校で高みをめざす決意を固めた。
○…振り返れば「高校3年間は楽しい思い出しかない」。早朝6時半の点呼から始まる寮生活に、年に1度しか帰省できない部活一色の日々も「全国大会優勝という最高の結果を得たことでつらさはすべて吹き飛んだ。自信も掴んだ」と晴れやかな表情。達成感をにじませた。現在、高校選抜候補にも選出されており、3月には欧州遠征で世界レベルのプレーを肌で感じるチャンスもありそう。「サッカーが導いてくれる幸運に感謝しかない」
○…将来の夢はもちろんJリーグ選手。「一緒にプレーしていたチームメイトたちと同じピッチに立って成長を確かめ合えたら最高」と目を輝かせた。その一方、サッカーだけでなく、10年・20年先の自分の姿も冷静に見つめている。高校卒業後は青山学院大へ進学。スポーツブランドの立ち上げに興味があり、「起業を考えて経営学部を専攻した」と打ち明けるも「漠然としたイメージだけ」と照れ笑いを浮かべた。春からは横須賀に戻って新生活をスタートさせる。
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