横須賀版 掲載号:2018年3月2日号
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よこすかポートマーケット 来年3月で閉店 「旬産旬消」浸透せず

経済

民間の冷蔵倉庫を改装して開設された店舗
民間の冷蔵倉庫を改装して開設された店舗

 新港町にある地場産物の販売拠点「よこすかポートマーケット」が来年3月末で閉店することが明らかになった。業績不振が主な理由。出店からわずか6年で「旬産旬消」の看板を下ろすことになる。撤退後の施設活用などは未定という。会期中の市議会3月定例会で事業撤退の理由などについて、議員からの質問が集中した。

ニーズと戦略噛み合わず

 同施設は豊富な農水産物を市内外にアピールする狙いで2013年3月にオープン。民間事業者が冷蔵倉庫として所有していた建物を市の外郭団体である都市施設公社(現・シティーサポートよこすか)が5千万円で取得。市の意向で同公社が運営も行ってきた。

 市側の説明では、4年間で黒字に転換させる計画だったが開店以来、一度も売り上げ目標を達成することができず、累積赤字は約4億円に上るという。議会では市の責任を追及する声も上がった。

 当初から地産地消の推進と観光施設としての役割を担ってきたが、戦略のあいまいさが店舗コンセプトの柱をぐらつかせた。結果、地元のニーズを掴み切れず、観光客の消費も取り込めなかった。低価格路線を取る近隣の食品スーパーにも押され苦戦を強いられてきた。

 来年度以降の施設活用の方向性は白紙状態。三笠公園、猿島航路と市内の主要観光スポットに隣接していることから「観光拠点としての役割を果たす」(上地克明市長)方向で検討される見通し。本会議の質疑で公明党の土田弘之宣議員は、天候に左右されずに利用できる音楽イベント施設としての活用を提案した。

駐車場の一部で保育施設

 同施設の閉店とあわせて突如、議論の遡上に載せられたのが保育施設の「(仮称)中央こども園」の開設だ。建設予定地としてポートマーケットの駐車場の一部を利用する計画が来年度予算に盛り込まれている。市は2022年度開園の方針を打ち出している。

 議会では開園に否定的な意見はないものの、横須賀中央駅から徒歩10分の距離に加え、人や車の往来が激しい観光拠点に開設することで安全面の担保を問う声が一部の議員からあった。
 

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