港湾施設の利活用やポートセールスの強化を推し進める横須賀市は、久里浜港一帯を国土交通省の「みなとオアシス」に登録申請する。同エリアの認知度向上と交流拠点としての機能を高める狙い。観光振興を図ることで港を核として新しい地域活性のモデルケースとする。
国の認定制度PRの材料に
「みなとオアシス」は、物販店や飲食店、緑地スペースなどを活用して住民参加型の地域振興が継続的に実施されている港湾施設を登録する制度。2003年度から始まり、2月末時点で全国に105カ所ある。県内では横浜港と川崎港が登録されている。
マリンレジャーの振興拠点に位置づけられている「海の駅」との違いは、「一般市民の利用に軸足を置いている点」と市港湾部は説明。登録されると国土交通省のホームページに紹介されるほか、シンボルマークが利用できるという。
久里浜港ではここ数年で企業立地が進み、食品工場が直売所を開設。食堂併設の温浴施設のオープンもあり、賑わいが生まれつつある。昨年末には、立地企業の音頭で朝市が開かれ、大盛況となった。
市では新年度以降に申請し、7月の「ペリー祭」で登録を発表したい考え。同制度の登録を通じて高まりつつある活性の機運を後押しする。
出店数拡大で「黒船朝市」
久里浜ふ頭の立地企業による自主企画「黒船朝市」が3月25日(日)、漁師料理よこすか駐車場を会場に開かれる。昨年末に続く2回目。
前回は8千人の人出があった。
久里浜地区の特産品や新鮮野菜のほか、房総半島の名産が並ぶ。出店数も60店と前回比4割増となる見込み。時間は午前8時半から正午まで。駐車場あり。
詳細は事務局(東京湾フェリー)【電話】046・830・5622
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