市内の遺産巡りや野草・花散策など、毎月数回の「ツアー」を主催する「よこすかシティガイド」。発足から15年余り。自主企画ツアーの案内のほか、希望に合わせたコースガイトも行う。
スタッフは40代から80代まで約80人が在籍、2年に1度、新規メンバーを募っている。ガイドになって3年目、藤田慈さん(69歳・吉井在住)は、「日本遺産の登録もあり、横須賀の歴史を深く知りたい」と手を上げた。山登りの経験も生かせると思ったという。同期の山口真代さん(日の出町在住)は、数年前に都内から転居してきて「住んでいる街に慣れるきっかけに」と加わった。先輩ガイドから3カ月の研修を受けて、ツアーにデビュー。文化・歴史、自然や風土の解説を交えながら、コースを案内する。「ゲスト(参加者)とのコミュニケーションも楽しみ。話術も上達したかな」と山口さん。藤田さんは「ガイドも散策の景色のひとつ。終了後、拍手をもらうとホッとする」とほほ笑んだ。
「これまでの仕事の経歴など関係なく、地元の友人ができた」「1日10Km近く歩くこともあり、足腰が強くなった」と嬉しい相乗効果もあったという2人。「学びながら役に立てているという充実感は大きい」と話した。
横須賀版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>