デンマーク・オーフスで開催されたセーリング世界選手権の女子470級で、吉田愛・吉岡美帆組(ベネッセ)=写真=が優勝した。日本セーリング連盟によると、日本女子の金メダル獲得は五輪を含めて初の快挙。両選手は来月に江の島で開催されるワールドカップ(W杯)に出場予定で、2020年東京五輪にも弾みをつけた。吉田選手(37)は横須賀市内在住。
同大会は4年に1度、各国の予選を勝ち抜いた代表選手が出場する世界最高峰の舞台。今大会は五輪種目10クラスを含む計12種目で、約100カ国から千艇を超える参加があった。
470級は全長4・7mの小型ヨット。スキッパーと呼ばれる舵取り役とクルーの2人で操船する。両選手は第7レースまでに首位に立ち、上位10挺による最終レースでは5着でフィニッシュ。総合成績で他を上回り、世界の頂点に立った。
ペアを組んで5年目。吉田選手は08年北京五輪から3大会続けて出場している実力派。吉岡選手は16年リオ五輪で吉田選手とともに5位入賞するなど、着実に実績を積み上げてきた。
スキッパーを務めた吉田選手は大会を振り返り「表彰台に上がることを目標にしていたので達成できてうれしい」とコメント。2人が照準を合わせるのは20年東京五輪。金メダル獲得に向けても「確実にスタートできる」と意欲をにじませた。
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