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馬堀中卒業生の弦楽楽団 円熟の響きで会場魅了 平均75歳、28日にコンサート

文化

掲載号:2018年10月19日号

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「音楽に熱中するシニアの姿を見て」とメンバー
「音楽に熱中するシニアの姿を見て」とメンバー

 メンバーは74〜76歳。いずれも、弦楽器を初めて手にしたのは馬堀中でのこと。同校卒業生有志による弦楽楽団が10月28日(日)、市内で5回目のコンサートを催す。

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 1955年(昭和30年)、同校で小上馬朋治教諭(故人)が立ち上げた「バイオリンクラブ」。当時、弦楽の部活は珍しく「触るのも弾くのも初めて。ワクワクした」と長澤幸子さん。バイオリンは個人持ちで、大卒初任給が8700円という時代に1台3600円。先生が市内の楽器店に掛け合って1年間の月賦で購入したという。ドイツから取り寄せた楽譜はガリ版刷りに。ゼロから始まった部活も熱血指導のもと、めきめき上達。コンクールでは県大会で準優勝を果たした。

 卒業後も「部活の仲間で続けたい」と有志でNSO(ニュー・ストリング・オーケストラ)を結成。20代前後で就職なども重なり、活動も途絶えた。それから40年近く。気付けば定年を迎える年齢に。地元で顔を合わせて話題になるのは、当時の思い出話ばかり。「また集まって弾きたい」と2001年、中学時代に指導を受けた中塚良昭氏を招いて練習をスタートさせた。

 「不思議と曲も指使いもよみがえってくるもの」と代表の石渡邦篤さん。個人レッスンを続けていた人、タンゴの世界で活躍している人などさまざま。コントラバスの馬渕征男さんは「50年も楽器に触っていなかったけれど」と笑う。

 現在は月1回、大津のみんなの家で練習を行う。発表の場として、10年から1年おきに演奏会を催している。必ずプログラムに入れるのが、コンクールでも演奏した「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」。中学時代、グラウンドなどで練習を耳にしていた同級生も「馬中のアイネクライネ」を聴きに、会場へ足を運んでくれる。「もっと弾きたい、いい音を出したいという意欲が沸いてくる」と石渡さん。ステージに上がるのは14人。「味のある響きを楽しんでほしい」と笑みを見せた。

■NSO弦楽合奏コンサート/10月28日(日)ヨコスカ・ベイサイド・ポケット(汐入駅前)、午後2時開演、入場自由。問い合わせは石渡さん【電話】046・836・3905

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