神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
横須賀版 公開:2018年10月26日 エリアトップへ

社会福祉法人みなと舎常務理事で「よこすか障害福祉CAFE」の運営に携わる 森下 浩明さん 武在住 53歳

公開:2018年10月26日

  • LINE
  • hatena

社会を変える「人の力」

 ○…福祉人材の不足は事業者が抱える共通の悩み。「業界の姿、働く人たちの生き様を伝えたい」と4年前から、春と秋に求職を兼ねた「障害福祉CAFE」を催している。

 ○…進路に悩んだ学生時代、幼馴染に「優しいから人と関わる仕事が向いている」と勧められた。障害者施設に就職し「理不尽や本人の辛さ、家族の大変さなど、やればやるほど『怒り』が湧いてきた」。仕事を続けるエネルギーにもなったが、管理者として現場運営に携わるようになり、ふと利用者と社会との関わりを考えた。「彼らの”ために”と思ってきたが”ともに”という視点を持っていただろうか」。専門性を持つと、客観視して物事を考えてしまう。目線を変え、主体性を持つことが「社会的な活動に広がる。自分もその一員なのだから」とかみしめた。

 ○…法人理事長との縁で横須賀へ。そこで自分が求めたのは「仲間」の存在だった。市内施設の連絡会に参加するも「正直、働いている人の顔が見えなかった」。立ち上げた求職イベントで力を入れるのは、顔が見える、心が動く場づくり。「社会参加」をテーマにしたステージや福祉体験など、きっかけの”仕掛け”に知恵を凝らす。この業界は、見方を変えれば市内で16法人約1500人近くが働く一大産業。「仕事の地産地消という視点を持てば、交流人口増など活性化のヒントになる。障害福祉をまちづくりのエンジンに」と期待する。そして「フットワークはネットワークにつながるもの」と言葉を重ねた。

 ○…心にあるのは理事長からの「大切なこと・必要なことを共有しよう」という声掛け。4年前に開設した施設では、医療のサポート体制を整えた。支援の可能性はまだ多様にある。「人生を救っているか」。”ともに”を問いかけながら走り続ける。

横須賀版の人物風土記最新6

三木 真理子さん

「関根川〜相模湾海中 水の輪つなぎ活動:chotto」の代表を務める

三木 真理子さん

秋谷在住 

4月19日

今野 睦夫さん

横須賀市ラジオ体操連盟を設立し、会長に就任した

今野 睦夫さん

二葉在住 82歳

4月12日

美里 芽玖(みさと めぐ)さん

ピアニストとして地元で初のソロリサイタルを開く

美里 芽玖(みさと めぐ)さん

平成町在住 22歳

4月5日

佐久間 大輔さん

大阪市立自然史博物館の学芸員を務める

佐久間 大輔さん

三春町出身 56歳

3月29日

新谷 健(たけし)さん

娯楽劇を演じる市民劇団「浜の隠居の会ぷらす」の代表を務める

新谷 健(たけし)さん

鴨居在住 68歳

3月22日

山田 裕子さん

鉄道ファンコミュニティ「よこすか子鉄くらぶ」を主宰する

山田 裕子さん

野比在住 49歳

3月15日

あなたの街の植木屋さん ハロー・ガーデン

土日祝OK!見積り・出張費0円!1本からでも対応します!

<PR>

あっとほーむデスク

  • 4月19日0:00更新

  • 4月12日0:00更新

  • 4月5日0:00更新

横須賀版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

横須賀版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月23日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook