横須賀版 掲載号:2018年11月2日号
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「横須賀トモダチジャズ2018」に出演するジャズドラマー 力武 誠さん ハイランド出身 45歳

音楽に包まれていたい

 ○…横須賀ジャズ再興を掲げる一大音楽フェス「トモダチジャズ」に出演する。昨年はホール、今年は客の息づかいまで聞こえてくるようなドブ板通りのカフェが舞台。戦後のジャズ史に輝かしい記憶を残したこの地から新しいムーブメントを生み出そうとしている主催者の心意気に賛同を示す地元出身ミュージシャンのひとり。同フェスのスローガンである「街にジャズが溢れ出す-」の体現者だ。

 ○…幼少期に触れた祭り太鼓が打楽器の原体験。響きと音圧に一遍で魅了された。高校入学を機にドラムスクールに通い始め、友人らとバンドを組んで当時人気のJ-ROCKのコピーに明け暮れた。忠実に再現することのみを追求していたが、ある日のステージで「自分ならこう叩きたい」と思う瞬間があった。実際にチャレンジするととてつもない快感だった。「自由で柔軟。それがジャズの精神だと後で知った」。心動かされるのに時間はかからなかった。

 ○…高校卒業後に入学した音楽の専門学校で日本のトップジャズドラマーの日野元彦氏と出会い、以来5年間付き人を務めた。25歳。病に冒された師匠の最期のコンサートで代役として数曲を演奏した。「一番近くにいたという使命感を背負ってステージに立ったのは忘れられない思い出」

 ○…10代の頃からプロ志向。「一生ドラムを叩いていたい」と思っていた。四半世紀を超えて理想の姿に近づけているかを問うと、「どちらとも言えない」と笑顔でかわされたが、「上手くなりたいという欲求は尽きない」と返した。「足踏みを繰り返した先に突き抜ける瞬間がある。だから止められない」。最近は演奏活動のほかに作曲も本格的に手掛けるようになった。「いつまでも音楽に包まれて生きていたい」

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