小川町にあるシェアオフィスで先月、事業プレゼンイベント「イチロクカンファレンス」が開かれ、ネットマーケティングを手掛ける大澤貴行さんが動画サイトで配信を行うキャラクター「バーチャルユーチューバー(Vチューバー)」を披露した。
Vチューバーとは、動画サイト「ユーチューブ」で配信を行う架空のキャラクターのことで、2017年頃から増加し始め、現在は5千を超えるVチューバーが存在する。茨城県では、自治体のPRを目的とした県公認のVチューバーが誕生しているほか、企業がプロモーションに採用している例もある。
地域に密着
今回、大澤さんが手掛けるのが地域密着型の「ローカルVチューバー」。横須賀市の情報を発信していくほか、ゆくゆくは市内の各所に出現させ観光案内役として活躍することを目指す。
プレゼン当日、参加者らの前に姿を現した女性は、その名も「夢野ゆあ」。横須賀市出身で、ウサギの耳と天使の翼が特徴の15歳だという。画面上に映し出されたキャラクターが投げかけた質問に対して話し出すと、会場は静まり返ってしまった。「参加者らの反応は当たり前。感じたことのない感覚だったと思う」と大澤さん。今回は一つの実験として登場させたという。
まちの広報担当に
「Vチューバーは、コミュニケーション可能なCGのゆるキャラみたいなもの」と大澤さん。国内の企業の中には、自社の既存のキャラクターをVチューバーとしてデビューさせる動きもあることから、「市内の商店街やまちそれぞれに独自のキャラクターを誕生させたら話題になると思う」と発想を膨らませた。
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