パパママ支援団体「よこすかYOU+」代表を務める 一之瀬 幸生さん 三春町在住 43歳
「仕事と育児」両立の味方
○…「子育てで困っているママを支援し、パパも主体的に関われる場を作りたい」と昨年11月、「よこすかYOU+(ぷらす)」を立ち上げた。座談会やイベントを通して「プラスの発見ができる活動になれば」と笑顔を見せる。
○…夫婦共働きで保育園に通う娘は3歳。時短勤務で子育ての慌ただしさに身を置きながら「復職後、地域との接点が急になくなるママが多いのでは」と感じていた。設立のきっかけはファミリーサポートで知り合った地元の人から昨年、横浜での「パパ講座」に誘われたことから。参加後、気付けば講師となり、自らの経験を語っていた。子育てのスタートを機に移り住んだ横須賀でも何かできないか―。パパママ自身の成長のヒントを共有できる場づくりを目標に、仲間が集まった。
○…時短という働き方を選んだのは生活と仕事を「持続可能なもの」にするため。大学卒業後に就職した会社で直面したのが長時間労働。これを社会的に”変える”必要性を考えていた時に出会ったのが「ワークライフバランスコンサルタント」という職種の求人だった。認定講座を受け、専門職として転職。「労働の生産性と多様な働き方」などコンサル業務や講演活動の傍ら、女性活躍支援の副業をこなし、市の児童福祉審議会の委員も務める。「人口を増やすには育児と仕事が両立できる街であることも重要」と”現場”にいる専門家の視点ものぞかせる。
○…自分の子育ても想定外の連続。「子どもを尊重する気持ちとのせめぎあい」と苦笑する。ある時、パパ支援の先駆者が語った「人生は寄せ鍋」という言葉が印象に残っている。仕事と家庭、子育て、地域活動も「楽しんで」。ワークとライフ。その”バランス”を体現しながら、軽やかに歩み始めたところだ。
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