自動運転の実用化や次世代型の移動運搬手段の開発をテーマに、横須賀市と横須賀テレコムリサーチパーク、YRP研究開発推進協会で構成する「ヨコスカ×スマートモビリティ・チャレンジ推進協議会」は1月25日(金)・26日(土)の両日、最新動向を広く紹介する公開イベントを催す。公道を時速30Kmで走行する日本初の自動運転デモンストレーションなど、最先端の技術に触れることができる。
自動運転など最新技術
同推進協議会は、ICT関連企業の撤退が続いているYRPの現状対策として昨年3月に立ち上がった。携帯電話開発に次ぐ新産業の創出を目的に、YRPが強みとする世界最先端の情報通信技術と人材を自動運転や移動運搬ツールに活かしていく新たな方向性を打ち出している。坂や階段が多い横須賀市の地理的環境を背景とする”移動弱者”などの社会課題を新技術でカバーすることも狙う。「スマートモビリティ」を旗印に産業集積を図り、この分野で先行したい考えだ。
両日に開かれるイベントの名称は「ヨコスカ×スマートモビリティ・チャレンジ2019」。自動運転の公道走行のほか観光利用を想定した電気自動運転バスの巡回デモ、地域の足としての導入を提案するパーソナルモビリティ(時速20Km未満で公道を走る4人乗り以上の自動車)の体験ができる。スマートモビリティの取り組みを地域活性とどう結び付けていくかなどを論じ合う市民シンポジウム(26日午後2時50分〜)もある。
会場は横須賀リサーチパーク(光の丘3の4)。プログラム等の詳細はホームページを参照。【URL】https://www.sukamobi.com/
【スマートモビリティ】 最先端のICT技術を活用するなどして、移動手段を高度化させるもの。自動車やバス、電車の自動運転に加え、電気自動車、日常生活での利用を想定した移動ツールの開発が世界の潮流となっている。横須賀市ではこれを産業の柱に据えて、産官学で新しい分野にチャンレンジしていく方針を打ち出している
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