選挙の意義や投開票の仕組みを学んでもらおうと、横須賀市選挙管理員会が今月17日、野比東小学校で出前授業を行った。同校の6年生69人が参加した。
政治や選挙への関心を高める「有権者教育」の一環。横須賀市のマスコットキャラクターを候補者に見立てて、児童らが模擬投票を行った。
単なる人気投票にならないように、それぞれのキャラクターの主張や公約をまとめた選挙公報を事前に配布。子育て支援を重点政策に掲げた「スカリン」、自然と歴史を活かしたまちづくりを提言した「ぺリリン」、減災・防災対策に力点を置く「スカレー」、企業誘致を軸にした経済活性の必要性を唱えた「オグリン」の4候補者を揃えた。キャラクターごとの応援演説も実施、自分の考えに近い人に票を投じる選挙の基本原則を学んだ。
体育館に投票所を再現し、実際の選挙で使用されている投票箱などの備品も設置。児童らは模擬投票を行ったほか、機械を用いた開票作業も体験した。
選挙結果は「スカリン」候補が圧勝。永塚大樹君は、「子どもにやさしい横須賀になって欲しいと思いスカリンに投票した」と話した。
一昨年の横須賀市長選の投票率は46・10%(市議補選46・05%)と50%を割り込んでおり、若い世代を含めた投票率の向上が課題となっている。
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