横須賀市の上地克明市長は先月30日、国土交通省を訪れ、国道16号追浜駅前の交差点機能強化に関する要望活動を行った。同駅前は上り方面の渋滞が慢性化しており、交差点の改良によるアクセス向上や駅前乗り換え機能の改善を求めたもの。席上で塚田一郎国土交通副大臣は「渋滞対策協議会を立ち上げ、具体的な検討を進める」と答えた。
要望活動には、上地市長のほか小泉進次郎、古屋範子両衆議院議員が同席。塚田副大臣に要望書を手渡しした。「交通結節点機能の強化」として第1に挙げたのは、国道16号追浜駅前交差点の改良。現状では上り方面からの2車線のうち、夏島方面に向かう右折車両による渋滞と事故が多発していることから、道路の拡幅、右折レーン新設などの改善を要望した。さらに駅前では路線バスやタクシー乗り場が分散しており、駅周辺の乗り換え機能の強化も求めた。
対応した塚田副大臣は「国・県・市と警察による渋滞対策協議会を立ち上げ、具体的な検討に着手する」と回答。今月中にも開催する方針を示した。駅前機能については、バスロケーションシステムなどICT技術による利便性の確保や活用にも言及した。これを受けて、上地市長は「前向きな力強い言葉をもらえた」とコメント。小泉議員は「国と県・市と一緒になって渋滞解消に取り組むという確実な前進を約束して頂いた」と述べた。
再開発事業とも連携
追浜地区では国道357号の延伸事業が進んでおり、昨年7月には八景島―夏島間の工事に着手。同交差点では市内から357号へ向かう車両の増加も予測される。さらに、駅前では第2街区において、市街地再開発事業が計画されている。同準備組合理事長の織田俊美さんは「渋滞改善については以前から地元で声が出ていた。駅前のインフラ全体を考えたうえで、一体となって進めてほしい」と話した。
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