地元ＦＭ番組に出演する「たかけろおねえさん」
三浦半島をもっと元気にしようと奔走する若者がいる。２年前に立ち上げた「花と福祉と若者と三浦半島元気プロジェクト」のリーダー、「たかけろおねえさん」（本名・戸井貴久さん）だ。
大柄な体型に金髪や茶髪のウィッグを身に付け、「やだも〜」が合言葉。甲高い女性らしい口調で軽快に話す姿は存在感抜群だ。性的マイノリティの「バイセクシャル」であることを公言し、「メディアや視聴者から注目を集めやすい」という考えで「たかけろおねえさん」をセルフプロデュース。介護ヘルパーやフラワー装飾技能士としての顔を持ち、高齢者施設で生け花教室の講師を務めるなど、特技を生かした活動を独自に展開している。現在は地元ラジオ局のＦＭブルー湘南でレギュラー出演する番組もあり、ネット動画配信も駆使して三浦半島のセールスポイントやイベント情報の発信、時には現地レポートも行っている。
自ら立ち上がり行動へと移した原動力は、生まれ育った地元で幼いころから大切にしてくれた人々へ恩返しをするためだ。最近では人口減少や高齢化問題に直面し、活気を失いつつある三浦半島一帯へ若者を呼び込むことで、世代を超えて活気が生まれるという発想で若者に向けた活動にも注力。昨年末は親交のあるメンズアイドルをパイプ役となって横須賀へ誘致し、プロデュースしたイベントを初めて開いた。「全国で人気上昇中の彼らを招待することで若い女性を呼び込み、街の活性化に繋げたい考えだ。夢を形に変えつつある。
２月11日（月）には大滝町のライブハウス「ヤンガーザンイエスタデイ（ＹＴＹ）」で２回目となる「メンズアイドルフェスティバル」を開催。ダンスやライブショーのほか、新たにファッションショーも盛り込んだ。「来場者、出演者が横須賀に集まるきっかけが新たに増えることで周辺商業への波及効果も生まれ、街の活性化に繋がって欲しい」と話す。午後０時50分開始、当日３千円（前売り券は２５００円、別途ドリンク代５００円）。申し込み、問い合わせはＹＴＹ【電話】０４６・８２８・８３０６
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