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あたたかな心のつながり生まれる ホームステイ受け入れ家庭の声
「体験型民泊(ホームステイ)」日常を提供するだけ西部地区で受け入れ家庭募集
横須賀西海岸エリアで中学生・高校生を受け入れる「体験型民泊(ホームステイ)」が盛況だ。民家に宿泊しながら地域の魅力の一旦に触れてもらう修学旅行で「教育民泊」とも呼ばれる。これを採用する動きが全国の教育現場で広がっている。
同エリアでは、地域住民と横須賀市、大手旅行会社のJTBが連携して「横須賀西海岸体験たび推進協議会」を組織。2014年から修学旅行の受け入れを積極的に進め、これまでに49校約4800人の生徒を迎えている。
自然にあふれ、農漁業が盛んな「三浦半島の生活体験」を前面に打ち出す戦略が見事に成功、地域の活性化につながる好事例となっている。インドネシアやマレーシア、台湾などアジア各国の高校生も頻繁に訪れており、草の根の国際交流が育まれている。
スタート当初、受け入れ家庭は長井地区が中心となっていたが、現在は大楠、佐島、秋谷、林、芦名の各地区にも拡大。135件の登録があり、同協議会ではこれをさらに増やしていきたい考えだ。
受け入れ家庭が提供する「家業体験」のメニューに決まりはない。一緒に料理を作る、食べる、手伝う、遊ぶなど、家族の一員になってもらうことに主眼が置かれている。「過剰なサービスや特別なことは必要ありません。親戚の子を迎えるような気持ちで心の交流を図って欲しい。子どもたちから元気をもらえます」と同協議会の龍崎定夫さん。漁師や農家だけでなく、一般家庭でも十分な学びの機会を提供できるという。
同協議会では、修学旅行の中学生・高校生の受け入れに興味のある人に説明を行っている。個別対応で担当者から詳しい話が聞ける。
「若い人から元気もらえる」
長井の一軒家に1人で暮らす立花チヅ子さんは、民泊ホームステイで訪れる修学旅行生との交流を楽しみにしている。長井地区で民泊がスタートした時点からからの協力者。最多の受け入れ件数を誇る。
電設業を営んでおり、経営から退くまで自宅に従業員や工事関係者がいつも出入りしていた。オープンな性格で初めて会う人でもすぐに打ち解けてしまうのがチヅ子さんの特技。「若い人から受ける刺激が元気の源」と笑顔で話した。
チヅ子さんが用意している体験メニューは「一緒に過ごすこと」のみ。近くの畑で野菜を収穫し、夕食の準備を手分けして行い、会話を楽しみながら食卓を囲むのがパターンという。
先ごろは、インドネシアの高校生が家族を連れて長井を再訪。温かな交流が今も続いている。
異世代交流 子どもにプラス
「自分の子どもに異世代交流の機会を与えたい」─。
3児のママである根本綾子さんが、受け入れ家庭に名乗りを上げた理由のひとつがこれ。綾子さんは高校時代に海外でホームステイを経験。ホストファミリーと過ごした時間がその後の人格形成に大きな影響を与えたと感じており、家族以外の人と関わることの大切さを身をもって学んでいる。
「我が家の家業体験はズバリ”子守り”です」と笑顔で話す綾子さん。長男と次男にとっては民泊で訪れるお兄さん、お姉さんが格好の遊び相手。天神島を散歩したり公園で遊んでもらったりと、有意義な時間を過ごしている。海外の生徒との交流も貴重だという。
滞在した生徒たちが感謝の気持ちを書き残したゲストノートがある。「子どもたちが少し大きくなったら一緒に見たいと思っています」
横須賀西海岸体験たび推進協議会事務局
TEL:090-3877-9039
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