横須賀版 掲載号:2019年3月22日号
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障害者スポーツ「アンプティサッカー」の普及に取り組む 松崎 佑亮さん 浦賀在住 29歳

苦難の先に新たな挑戦

 ○…「片足のサッカーをご存知ですか」―。自身がコーチを務める少年サッカーチーム「FC高坂」の子どもたちを招きアンプティサッカーの普及イベントを開く。「競技の存在を広めるとともに、自分の現在の活動を知り合いに広める機会でもある」

 ○…自身もFC高坂の出身。小学校2年から始め、浦賀中、県工では部活に明け暮れた。卒業後、就職してからも高校時代のメンバーでチームを結成し、プレー。「サッカーと共に歩んできた」と振り返る。20代も終わりに近づいていた昨年1月、事故に遭い左足を失った。病院で目が覚めた時には、すでに切断された状態だった。「何が起きたのか理解できなかった」

 ○…後ろ向きな気持ちになりかけていた自分を変えたのは「もう一度ボールを蹴りたい」という強い思い。障害があってもできるサッカーはないか―。ベッドの上で調べていた時、出会ったのがアンプティサッカーだった。両手の杖を軸足代わりにし、振り子のようにしてパスやシュートを繰り出す。サッカーとは違う新たな競技に出会った気分だった。

 ○…競技を始めて半年ほどだが、ゲーム中の動きや試合運びはお手の物。「あとは技術を高めるだけ」。すでに所属するチームでは中心選手として活躍する。個人としての目標は日本代表に選ばれW杯に出ること。競技人口が少ない分「背中が見えている」。仕事終わりに、杖で近所を走るなどのトレーニングも欠かさない。肩から腕にかけて盛り上がった筋肉がその成果だ。「課題は認知度の低さ」。障害者競技の中でも、国内では歴史が浅く、存在自体ほとんど知られていないのが現状。「スポーツの街に、もう一つのサッカーの存在を広めたい」―その一歩を踏み出したところだ。

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