高級食材のキャビアがとれる「チョウザメ」の養殖に取り組む三浦市初声町高円坊の農業生産法人「デリーターファーム」で今月4日、チョウザメと一緒に泳ぐ体験イベントが催された。
硬いウロコや胸ビレを水平に広げたまま泳ぐことなどがサメによく似ていることからチョウザメの名前が付けられているが、実際は淡水魚で種類が異なる。性質はおとなしくて人なつこく、歯がないため、かまれる心配もない。大きいものは体長1mを超える。
畑の中にある同施設には湧水(地下水)を引き込んだプールがあり、子どもたちは歓声を上げながらチョウザメと触れ合った。初声小学校5年生の豊岡史絵里さんは「ヌルヌルざらざらの感触。どじょうのような髭と目が可愛かった」と感想を話した。
同施設では、2015年から三浦の新しい特産品開発をめざして約500匹のチョウザメを飼育。このほかにニジマスの養殖も手掛けている。
本格的な流通や販売は来年以降を予定しており、現在は三浦海岸の「伊豆島」と「まつばら」の2店でチョウザメ料理とキャビアが提供されている。
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