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「地域課題」まずは共有 三浦学苑高生が問題提起

社会

掲載号:2019年8月23日号

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生徒が問題提起し、参加者が自由に意見発信。進行役も生徒が務めた
生徒が問題提起し、参加者が自由に意見発信。進行役も生徒が務めた

 横須賀・三浦半島の抱える地域課題を抽出し、解決に向けて議論する語らいの場「よこすか・ゆめ・みらい」のイベントが今月18日、三浦学苑高校で開かれた。企画と運営のすべてを同校の特進クラスに通う1年生24人が担当、300人近くの来場者を集めて活発な意見交換を行った。

 企画の発端は、生徒らが授業の一環として取り組んだ地域課題をテーマにした小論文。自分の考えを広げ、深めるために多くの人の声を聞くことを思い立ち、イベントの実行に動いた。

 今回は「福祉」「医療」「教育」「経済」「自然」など、生徒らが関心を寄せる12のテーマを設定。各分野の最前線で課題と向き合う当事者をアドバイザーに迎え、来場者とともに討論。進行役も生徒が務めた。

「基地問題」も臆せず

 「政治」を扱ったグループでは、米軍基地の存在の是非という難しいテーマを議論に導いた。

 市が公表している「米軍基地への意識調査」の結果を示した上で、参加者が自由に発言。「米軍が撤退したら経済的なダメージが避けられない」「基地のある場所に新産業を誘致して、基地に依存しない街をめざすべき」といった容認派・否定派が入り乱れて持論をぶつけあった。市議会議員も加わり、「基地がなくなると3千人から5千人規模の雇用が失われる。基地交付金も入らなくなり、税収減を招く。現実的な部分にも目を向ける必要がある」と議論を掘り下げた。

 「低迷する若者の投票率」をテーマにしたグループでは、「社会に対する無関心こそが最大の懸念。投票率はその象徴」と苦言を呈する人に対して、「学校現場で政治教育がないことが一因」「(若者は)政治で社会を変えられるダイナミズムを知らない。大人もそれを伝えていない」などの意見が飛び出した。当事者世代からは「年代別で候補者を立てる制度を導入すれば政策などに共感を得られるのではないか」といった提案もあった。

 生徒らは、今回出された意見をまとめて横須賀市に提出するという。

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