横須賀版 掲載号:2019年9月13日号 エリアトップへ

「本人望む最期」医介連携で 三輪医院の千場医師らが講演

社会

掲載号:2019年9月13日号

  • LINE
  • hatena
ACPの目的を解説する千場氏
ACPの目的を解説する千場氏

 米が浜通にある中島内科クリニックで今月9日、市内の診療所と介護従事者が連携を深める会が開かれた。両関係者ら約50人が参加した。

 この日のテーマは「医療・介護連携におけるアドバンス・ケア・プランニング(ACP)について」。ACPとは、患者本人とその家族が、現在の病気だけでなく意思決定能力が低下する場合に備えて、終末期を含めた今後の医療・介護について専門家とともに事前に話し合うことを指す。

多種職介入が重要

 最初に、訪問診療など在宅医療を推進する三輪医院院長の千場純氏が講演。「命の危険が迫った状態では約70%が医療・ケアを自分で決定できなくなるといわれている」とACPの必要性を説明。医療者が知るべきこととして、「患者が医療に何を期待するか」や「優先することは何か」、意思決定の代理者として「誰に相談してほしいか・ほしくないか」などを事前に確認しておくことが大切である、と説いた。その上で「医療だけでなく介護など多種職で介入することが重要」と話した。

 続いて登壇したのは、おひさま訪問看護ステーションの管理者である中村あや子氏。実際の事例を紹介しながら、現場で感じたACPの役割を解説。患者の意向が尊重され、本人と家族の心のケアにもなることを挙げた。一方で時間と手間がかかることも指摘。「大切なのはその人の背景や価値観、目標をくみ取ること」と話し「在宅医療・介護は日常的な会話からその人となりを感じられ、患者側からも信頼を得やすい」と続けた。

 介護の立場として、居宅介護を行う「三輪医院くらしのケアサポートセンター」の管理者・春山誉夫氏が登壇。中村氏と同様に、実際の事例をもとに「なるべく早期に繰り返し行うことが大切」とし「ACPの存在の啓発と教育が必要」と強調した。

 講演後には、参加者らが感想や意見を交わす場面も見られた。

家族葬専用ホール「エニシア」

お客様のご要望に合わせて様々な家族葬をご提案致します

http://www.tatsuwaka-sougi.com/

<PR>

横須賀版のローカルニュース最新6

創作アーティストの力に

【Web限定記事】ヨガスタジオ運営の小野さん

創作アーティストの力に 社会

ライブ配信マーケットで活動支援

5月29日号

横須賀の経済構造を抜本的に変える時

【Web版限定記事】 《経済》

横須賀の経済構造を抜本的に変える時 社会

平松廣司氏(横須賀商工会議所会頭) 

5月29日号

「ピクトグラム」で感染予防呼びかけ

【Web限定記事】

「ピクトグラム」で感染予防呼びかけ 社会

横須賀美術館の「よこすかくん」が啓発モデルに

5月29日号

その日は必ず来る

その日は必ず来る 文化

シニア劇団がリモート稽古

5月29日号

「働く喜び」を支援

あすなろ学苑

「働く喜び」を支援 社会

クラファンで呼びかけ

5月29日号

2カ所で除菌水配布

【Web限定記事】

2カ所で除菌水配布 社会

横須賀青年会議所が市に協力

5月22日号

あっとほーむデスク

  • 3月20日0:00更新

  • 3月13日0:00更新

  • 3月6日0:00更新

横須賀版のあっとほーむデスク一覧へ

最近よく読まれている記事

コラム一覧へ

横須賀版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2020年5月29日号

お問い合わせ

外部リンク