横須賀市と県はこのほど、2021年春に開催予定の「第32回全国『みどりの愛護』のつどい」の市内開催を誘致する方針を決めた。開催場所として深田台の中央公園と市文化会館を設定している。
市では1972年に、全国でも先駆的な「緑地条例(現行みどりの基本条例)」を制定。これは「みどりの保全と緑化の推進」を掲げたもの。制定から約50年が経つことや、中核市移行20周年の節目にも重なることから、緑化を将来に継承するとともに、地域の魅力を再認識する機会として誘致を決めた。開催が決まれば中核市としては初めて。
つどいは、都市緑地の意識を高め、緑豊かな住環境作りなどを推進するため1990年から毎年、国内の都市公園を会場に開催。緑地の保護・創出に尽力する団体など約1500人が参加している。県内では2009年に横浜動物の森公園(横浜市旭区・緑区)で開かれ、当時の皇太子さま(現天皇陛下)と皇太子妃雅子さま(現皇后陛下)も出席した。
9月定例議会の補正予算では中央公園の再整備が盛り込まれており、バリアフリー化や老朽化した施設のリニューアルを予定している。
開催地は来年3月末までに正式決定する。
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