上町商店街で今月5日(土)に開かれるハロウィンイベントで、立教大学の学生らが地元漁師との橋渡し役になり、地場産のアカモクを使った味噌汁を販売する。商店街は地域を活性化するためのアイデアを学生から取り入れ、活性化につなげる考えだ。
この取り組みは立教大学法学部のゼミ活動の一環。森崎在住の渡邊日菜子さん(3年生)もメンバーの一人。「地域が抱える課題解決」をテーマに、現地取材などを通じて答えを導き出すことを目指している。渡邊さんは「生まれ育った地元に恩返しがしたい」とゼミ生らに横須賀を調査地に提案。人口減少や高齢化など、日本全体が抱える社会問題がいち早く到来しているエリアであることに着目し、地域の活性化につながる事例をつくることにした。
今回は生産者と商店街をむすぶことで新たな可能性を生み出すことに注力。上町商店街が販売場所を提供し、長井の漁師で販路拡大を望む房竹丸の宮川聡さんが地場産の「アカモク」を具材にした味噌汁を売り出す。ゼミ生らも販売を手伝いながら購入者の反応をチェックする。
商店街の田鹿和樹さんは「学生の意見から新しい気づきが生まれ、その意見を取り入れながら工夫を凝らしていきたい」と期待を寄せる。
当日は午後3時から「叶不動産」横の駐車場で販売を行う。「学生のアイデアで地元商業者や生産者を元気にする取り組みを広げたい」と渡邊さん。市内の他大学との連携なども視野に入れ活動を継続していく考えだ。
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