横須賀版 掲載号:2019年10月18日号 エリアトップへ

市民劇団素倶楽夢 運命はねのけた女の物語 娼婦から運動家になった浅葉わか

文化

掲載号:2019年10月18日号

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本番を間近に控え稽古にも熱が入る
本番を間近に控え稽古にも熱が入る

 時代を映す社会問題や地域に息づく文化を独自の視点で切り取り、数々の作品を発表してきた「演劇集団THE素倶楽夢」の公演が10月26日(土)・27日(日)の両日、深田台の横須賀市立青少年会館で行われる。今回は横須賀の久村に生まれ、女性運動家として後世に名を残した浅葉(山田)わかの物語。女衒(ぜげん)に騙され米シアトルの娼館に売られた悲しい過去を背負いながら、明治―大正―昭和を力強く生きた実在の人物に光を当てる。

 作品タイトルは「百年の夢〜わかと嘉吉(かきち)と信三郎(のぶさぶろう)の物語〜」。18歳でシアトルの苦界(くがい)に身を沈めたわかが、後の夫となる山田嘉吉との出会いをきっかけに女性運動家、女流評論家として活躍するまでの濃密な人生と、就職活動中の女子大生がセクハラ被害に巻き込まれる現代の出来事が交錯するストーリー。わかの生い立ちや発言、行動をまとめた1冊の本「あめゆきさんの歌」(山崎朋子著)を下敷きにしており、「封印されているシアトル時代の様子は想像力で補った」と同劇団の主宰者で脚本を手掛けた大溝アキラさん。地元ゆかりの実在の人物の数奇な運命に興味を抱き、舞台化を構想したのが2〜3年前。調べを進める中で、今もセクハラ被害が横行し、人権侵害や女性差別が後を絶たない状況にも目を向けた。「人間の本質は時代を経ても変わらない」とアキラさん。だからこそ、過去に学ぶことの大切さを舞台で訴えるのだという。

 渾身の作品は2時間を超える。重苦しいテーマではあるが、舞台はシリアスになりすぎない絶妙な加減で展開していく。コメディ的な要素も多分にあり、観る人を飽きさせない。「劇団創立25周年の集大成。感動のドラマを味わって欲しい」とアキラさんは話している。

 上演は26日が午後1時30分と6時の2回、27日は午後1時30分。一般前売1800円(当日2000円)、中高生500円。

 詳細は同劇団【携帯電話】090・4944・6856

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