市内24の中学校で競われる駅伝大会が今月19日、大津漁港前から馬堀海岸公園プールまでを結ぶ国道16号で開かれた。男子は、横須賀学院が初参加の1996年以降初めての優勝を飾った。女子は久里浜がトップ。1区から最終5区全員が区間賞の走りでゴールテープを切った。2校に加え大津、追浜が男女それぞれ11月9日(土)に横浜市の八景島で開かれる県大会に出場する。
前日夜から降り続いていた雨は大会開始直前に止み、曇り空の下風もなく適度なコンデションの中での開催となった。
男子/1度も先頭譲らず
初優勝を果たした横須賀学院。チームで唯一、陸上部に所属する渡邉有翔さんが、エースが揃う1区で2位と19秒差をつける力走を見せた。県総体3千mで入賞するほどの実力を持つ渡邉さん。「調子は上がってきていたので、それを保ったまま良い走りができた」と振り返った。2区からアンカーまでの5人はテニス、サッカー、野球部から選出。2位大津に追い上げられながらも、1度も1位を譲ることなくアンカーへタスキを繋いだ。最終6区を走った野球部の納田和明さんは「1位で渡してくれた仲間のために走った」と4秒差まで詰まっていた差を20秒まで広げゴールに一直線。チームを指導する陸上部顧問の加藤雅樹教諭は「昨年7位と悔しい思いをした。前回のメンバーを含め『次は絶対に優勝』と意識しながら努力した結果」と選手を称えた。
女子/1年生エース快走
2位の大津と1分32秒の大差をつけ優勝した久里浜。1区を任されたのは1年生の木村汐里さん。こちらも市内の大会で成績を残している実力者で、指導する陸上部顧問の村元玲奈監督も「安定感があった」と舌を巻いた。木村さんは、同じ1区を走り2秒差の2位となった大津1年の村瀬音々羽さんについて「市内での他の大会で勝てていなかったので、個人的にも嬉しい」と喜んだ。監督は、アンカーの2年生・高橋夏美さんが24秒だった2位との差を最終的に1分以上広げたことにも触れ「1区・5区がレースを楽にしてくれた」と振り返った。チームは1・2年生が4人と若いチーム。「3区走者の唯一の3年生・山田佳花さんのためにも優勝したかった」と後輩たちは口を揃えた。
久里浜の優勝について市中体連陸上競技専門部長の外村公一教諭(浦賀中)は「全区区間賞は近年でもなかなかない。県大会も結果を期待したい」と話した。
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