学校や地域で防災教育などに取り組んでいる児童・生徒、学生を顕彰し、発表する「ぼうさい甲子園」で、横須賀市立浦賀中学校が「フロンティア賞」を受賞した。阪神・淡路大震災を機に、その経験や教訓を継承しようと設けられたもので、1・17防災未来賞と名付けられている。
同校では、東日本大震災の翌年の2012年から抜き打ちの避難訓練を実施。現在は「自助・共助の意識を高める防災教育」を掲げ、春には地元自治会などと「地域集会」を行い、顔を合わせながら災害時の協力や支援方法を学んでいる。これに加え、1年生は「地域防災学習」として、自分が住んでいる地域の町内会でバケツリレーやハザードマップ作りなどを体験。2年生はフィールドワークでお台場の東京臨海広域防災公園などに足を運び、課題解決学習を行っている。こうした学びをもとに3年生は、修学旅行で陸前高田市を訪問。現地で当時の話に耳を傾けた=写真。
今年度の同賞には118校・団体の応募があり、同校が選ばれた「フロンティア賞」は、被災地以外の学校・団体の取り組みを評価するもの。今月12日に神戸市内で行われた表彰式に同校長と防災教育を担当する山口美波教諭が参加し、地域と連携した学校全体の取り組みを紹介した。
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