横須賀市は4月3日、市立学校の再開について今後の方針を明らかにした。1日に一旦打ち出したものを、県の要請を受けて変更。教育現場でも混乱が見られる。
入学式については、小学校と特別支援学校は6日(月)に規模を縮小して実施。中学校では、新入生全員による式ではなく、各教室で行う。保護者(各家庭1名)については式への参列はできないが、登下校の安全確保や事務手続きのため、新入生と同伴での登校を求めている。諏訪・大楠幼稚園の入園式は8日(水)に実施し、保護者(各家庭1名)の参列が可能。小・中、特別支援学校、幼稚園では式や手続き等の終了後に、保護者が写真撮影できる場所と時間を設けるという。横須賀総合高校は7日(火)に式を行うが、保護者の参加は不可。
始業式については規模を縮小して実施。小学校・中学校・特別支援学校・高等学校は6日で、幼稚園は8日に行う。新学期は、始業式の次の日から17日(金)まで臨時休校で、20日(月)以降、授業を再開した場合は、5月1日(金)まで午前日課とする。給食は5月7日(木)もしくは11日(月)の開始。高校も多方面から生徒が通学することを考慮して、全日制・定時制ともに、始業式以降の2週間程度、臨時休校となる。
休校期間中、平日午後1時30分から3時30分の間、小学校の校庭を開放。各学校では、実情に合わせて登校日を設け、健康状況の把握や家庭学習の対応を行う。
運動会は秋以降に
学校行事についても変更を余儀なくされており、春に運動会を開催としている学校は秋以降に実施。中学校で修学旅行を6月初旬までの期間に予定している学校は、秋以降に延期する。その他の行事についても、「密閉」「密集」「密接」の3条件を配慮したうえで実施の可否を判断する形。部活動は当面休止としている。
こうした対応に際して「学校再開ガイドライン」も提示。検温や風邪症状の有無などの健康把握や咳エチケット・手洗いうがい等の指導、一斉休校に伴う学習の遅れに関する対応策―なども示している。
施設休館も延長
既に休館している横須賀美術館や横須賀自然・人文博物館や図書館、コミセン図書室等に加え、市内の各コミュニティセンターと総合福祉会館の貸室、生涯学習センター、田浦青少年自然の家は4日(土)から27日(月)まで閉鎖。運動公園の有料施設も同様に27日まで使用中止とした。ただし、市内図書館では、中高生向けに学習室の開放を行っている。
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