大津中で陸上部の顧問を務めています。7月から活動から再開され、グラウンドに笑顔が戻ったことを嬉しく思っています。ただ、目標とする大会や試合がなくなり、先が見通せない状況に私自身もつらい気持ちでいっぱいです。
陸上部は昨年の県大会で総合優勝を果たしています。2連覇と全国大会出場に向けて各自、思うところがあるはずですが、不平や不満は胸の内にしまい込んで練習に打ち込む姿に、ひたむきさと頼もしさを感じています。
思わぬ出来事や上手くいかないことは誰にも訪れます。私は中距離種目の選手でした。インターハイ出場につながる高校3年の春の県大会。6位入賞すると次の関東大会に進める場面で、6位・7位が着差なしの同タイム。異例のくじ引き判定で私は選外になってしまいました。やり場のない感情を抱き、ひどく落ち込みましたが、冷静にこれまでの行動を振り返ると「あの時こんな練習をしておけばよかった」と思うところが一つもありませんでした。0・01秒を削り出すための努力をやり抜いたことで、自分を認めることができたのです。結果に向かってどう歩んできたか、実はこれが一番大切であると今も心に刻んでいます。
何かが起きた時、選択や決断を迫られた時。過去の自分に後悔しない行動を取って欲しいと思います。私自身、教員として新採用の1年目。生徒の心を掴むような授業ができるよう、全力で取り組んでいます。
〈陸上競技で中・高・大と全国レベルで活躍。実業団を経て教員。28歳〉
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