横須賀を拠点に活動する4人のアーティスト、パフォーマーによるオンラインライブ動画の配信が期間限定で行われている。
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、アーティストらはこれまでのようなライブ活動が出来なくなり、活動の場となっていた劇場やライブハウスの経営は厳しい環境に置かれている。この試みではライブハウスの利用空き時間を使って収録し、鑑賞チケット購入者向けに動画配信することで得られる収益をシェアする形式をとっている。
本来は3月にはまゆう会館で「こころにきくLive」と題した公演を予定していたが延期・中止を余儀なくされた。その公演のワンシーンを再現しつつ、「目の前で演奏を体験する以上の臨場感と情報量を兼ね添えたものにした」と出演者の一人でボーカリストの灯織さん。「一般的にアーティストたちがこれまで続けてきた、自分たちの音楽を一人でも多くの方に聞いてもらいたいというスタンスでは、音楽業界の未来は無いと気付かされた。アフターコロナのパフォーマンスの新たな形になるのでは」と話す。
動画はおよそ1時間。コンテンツは「コロナ禍」をテーマに選曲した演奏・歌唱シーンに加え、灯織さんとピアニストの藤代敏裕によるパフォーマンスに対する想いを語るトークセッションも収録されている。また、ゲスト出演者として文字で人を笑顔にする「笑道家」の照道さん、コンテンポラリーダンサーで振付家の清藤美智子さんも登場している。
「音楽の発信を止めないことが私たちの使命と感じている。これからも学びながら発信を続けていく。今この時と、藤代×灯織の音楽をリンクさせながら見て、聞いてもらえれば」と灯織さんは話した。
チケット購入はYouTube内の予告編動画【URL】https://www.youtube.com/watch?v=2WnQE8kfbtQから専用webショップで可能。期限は9月30日(水)まで。
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