久里浜で進んでいる横須賀石炭火力発電所の建設工事に関して、市内でこれを考える市民活動が活発化している。2017年に設立された「横須賀火力発電所建設を考える会」では、学習会や工事中止を求めた活動を展開。都内の団体や弁護士と連動した行政訴訟も行っている。
若者による環境問題に対する世界的な活動「Fridays For Future(未来のための金曜日/FFF)」に呼応する動きも市内で始まっている。今年に入って中高大生を中心に立ち上がったのが「FFF横須賀」。5月には、小泉進次郎環境相に宛てて、気候変動への不安や国内での石炭火力発電所建設の中止を求めた手紙を送る「レターアクション」を行うなど、国内の「FFF」と連動しながら発信を強めている。
今月16日(金)には、横須賀中央駅前のYデッキで「食と気候変動の関係」についてのスピーチアクションを実施。30日(金)は「生きものと地球温暖化」をテーマに、同様の活動を行う。両日とも午後3時30分から1時間程度=人物風土記に関連記事。
地元住民にアンケート
ハイランド地区では、住民が「建設を考える会」を今年2月に立ち上げた。以前、発電所が稼働していた際、高台にある同地区にばい煙が降ってきたことから、工事が進む現状に危機感を抱いている住民もいる。
同会では学習会実施のほか、先月には3000世帯を対象に建設や生活環境に関するアンケートを配布。これらの回答などを分析しながら、今後の活動展開を考えていくという。
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