鴨居在住の大橋泰慧(たいえい)さん(横浜高校2年)が、先月30日から今月1日にかけて群馬県で開催された「関東高等学校新人自転車競技大会」に出場し、優勝を果たした。来年3月に九州地方で行われる「全国高校選抜自転車競技大会」へと駒を進めた。
出場したのは、6走者ずつ1周333mあるトラックを5周走り、その順位を競う「ケイリン種目」。予選から決勝まで全て1着という他を寄せ付けない圧倒的な強さで関東の頂点に立った。「瞬発力には自信があったし、万全なコンディションで臨めて良かった」と振り返る。
2人の兄の影響で、8歳から競技を始めた泰慧さん。5歳上の皐慧(こうえい)さんは津久井浜高校でインターハイに出場、2歳上の真慧(まさと)さんは同じく横浜高校で県勢初となる国体優勝の快挙を成し遂げた”自転車一家”だ。
またマッサージ師の父・康和さんは、強豪校の監督と積極的に交流を持つことで競技の知識を深めるほか、独自の練習メニューも作成。10畳と6畳の自宅2部屋にバイクマシンやスクワット器具といった設備を揃えてトレーニング室にするなど、献身的に息子たちを支える。
「持久力と最高スピードの向上」が泰慧さんの目下の課題。強靭な下半身作りのため、往復約40Kmある金沢区の高校まで自転車で通学。三浦半島を1周して帰宅することもあるという。両足に負荷をかけて行う自宅でのトレーニングもほぼ毎日ストイックにこなす。「競輪選手になることも視野に入れているがまだそのレベルではない。今は高校日本一になるための練習に集中したい」
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