地域福祉をテーマに活動する「よこすか人社(じんじゃ)プロジェクト」主催のイベントが今月14日、鶴が丘の「しろいにじの家」で開かれ、横須賀市職員で終活事業を担当する北見万幸氏が講演。「孤独死の現場から見えてきたこと」と題し、Zoomを使い約30人が視聴した。
北見氏は今夏、自宅で遺体となって発見された60代女性について説明した。24歳から闘病生活を送り、10年前に父が他界。今年に入って母が脳梗塞で入院し、その2週間後に女性は亡くなったという。「絶望だったのだろう。新聞配達員や定期的に通っていた美容院のスタッフなどから通報がなかったのは残念」とした。また女性に友人がいなかったことにも触れ、「コロナ禍で特に情報弱者の高齢者が社会とつながるのは難しい昨今だが、つらい時は市に相談できることを知ってほしい。普段の生活からたくさんの人と交流することが大切」と助言した。
また孤独死の本などを執筆するノンフィクション作家の菅野久美子氏との対談も行われた。
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