西逸見町在住の吉江宏さんが1人で制作した巨大なグライダーを自宅の庭に展示している。
逸見出身で児童文学作家の故・佐藤さとるさんの自伝的小説『わんぱく天国』に登場する「ヒトの乗れる一銭飛行機」を再現。プラモデルの設計図を参考にしながら、骨組みは桐、主翼はパラグライダーの帆を張り、3カ月掛けて完成させた。
先月22日には、歴史サークル「湘南海援隊」が吉江さん宅近くの塚山公園で、佐島の丘在住の朗読家・福地薫さんを招いた同書の読み聞かせイベントを開催。自作の紙ヒコーキを皆で一斉に飛ばした後、児童らがこのグライダーに乗って楽しんだ。今後も近隣の保育園などに運び、見て触れてもらう予定という。
近所に住む祖父と一緒に遊びに来た高橋宏直くんは座席に座って「風が気持ちいい」と笑顔。吉江さんは「地元の子どもが飛行機や童話に触れ、想像力を養ってもらえれば」と期待を込めた。
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