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学校法人 神奈川歯科大学 鹿島勇理事長インタビュー 「変革実現の歩みを止めない」
《コロナの影響はどうですか》
緊急事態宣言以降、大学はいち早くオンライン講義に切り替えました。それ以前からオンラインの必要性と可能性を強く感じており、導入を進めていたので、混乱なく対処できました。この先の講義は、対面とオンライン双方の利点を融合したハイブリッド型が主流になっていくでしょう。附属病院は一時、患者の受け入れが困難な状況に陥りましたが、今は万全な感染対策を講じながら、従来通りの診療を行っています。10月には、売店を「デンタルラウンジ」と名称変更し、ハブラシ選びのアドバイスを行っています。昨年施行された「横須賀市歯及び口腔の健康づくり推進条例」の理念を民間の立場で後押ししていきます。
《緊急事態宣言発令下の5月、羽田空港にサテライトクリニックがオープンしました》
当初見込んでいた「医療ツーリズム」のインバウンド需要は消滅しましたが、この場所には5万人以上の空港従事者がいます。コロナからの回復には時間を要しますが、世界と東京をつなぐ玄関口であることに変わりはなく、ビジネスの可能性は計り知れません。厄災に一喜一憂することなく、将来を見据えて計画を進めることが肝要であり、今年4月には空港内に2カ所目のクリニックを開院します。私どもが主要とするエリアを面で捉える戦略です。
《具体的な構想を教えて下さい》
羽田空港からアクセスが良好な品川に「サイバーサテライトクリニック」を、5年後を目途に開設する計画です。歯科にまつわる電子情報を一元化する拠点を設けて、歯科治療の最適化を図ります。例えばマウスピース型の矯正装置。情報の受発信を通じて全国の歯科医院と繋がることが可能になります。歯科の領域で情報ビジネスの仕組みを構築し、ASEAN(アセアン)をめざします。
《大学経営に直結する18歳人口は減少の一途を辿っています》
それだけではなく、格差社会の広がりも問題です。経済的な理由を背景に、大学選びは地元志向が加速。こうした状況を捉え、生徒獲得に向けた新しい取り組みに着手しています。理事長の私が県内の高校訪問を行っています。これに加えて、様々な高校と提携し、歯科を志す生徒に門戸を開きます。教育は「連携」する時代に突入しています。そうした変化を受け入れつつも、「原理原則」は堅持。大学の役割は学生の国家試験合格。附属病院は確かな治療の提供と先端医療の臨床です。これを肝に銘じて新しい一年を駆け抜けます。
■横須賀市稲岡町82/【電話】046・822・8751/【URL】http://www.kdu.ac.jp/
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