地域福祉をテーマに活動する「よこすか人社プロジェクト」が主催する「杜の人イベント」が今月16日、鶴が丘にある交流拠点「しろいにじの家」で開かれた。
7回目となったこの日は、湘南鷹取出身で、環境団体支援や企業・政府をつなぎ地域課題を解決する(一社)環境パートナーシップ会議の江口健介氏が講演。「持続可能な地域づくりに向けた“動的な”プラットフォームづくり」と題し、コロナ禍における地域創生について、オンラインアプリ「Zoom」を使い、視聴者約30人とディスカッションした。
江口氏は冒頭、自然環境やエネルギー、性差別問題など、様々な課題を2030年までに解決すべき目標として17項目に分類した世界基準の枠組み「SDGs」について説明。全人類がアメリカや日本といった先進国並みの暮らしをすると、地球約7個分の資源が必要であることのほか、貧困や飢餓、障害などによって生じる弊害、人権の保障について触れ、「健全な自然・社会環境のもとでしか人々の生活をより豊かにする経済は営まれない」と訴えた。
その後、地域における「SDGs」について解説。「横須賀のみならず、少子高齢化が加速している。税金やボランティアに依存した社会問題の解決はいずれ限界を迎えることが予想される。ヒト・モノ・金・情報を循環するために、これからもっと地域にある資源に目を向け、新しい供給連鎖を構築しなければならない」と独自の見解を述べた。
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