桜の名所として有名な衣笠山公園。園内で最古参のひとつ「大介桜」が老朽化により伐採され、まもなく姿を消す。
園入り口の坂を登ってほどなく見えてくる、同園のシンボル的存在のソメイヨシノ。「鞍掛桜」などと共に開園初期の100年以上前に植樹されたとされる”古株”だ。老桜ながらも悠々と咲き誇る姿から、かつてこの地を治め、89歳の最期まで勇ましく戦った猛将・三浦大介義明の名の一部を取ってそう呼ばれるようになった。
指定管理者のNPO法人グリーンクラブによると幹にキノコが発生するなど近年老朽化が進み、幹内が虫に食われて空洞化も進行。開花はするものの、樹木医からは伐採を再三勧められていた。一昨年の大型台風で太い幹の一部が折れたこともあり、来園者の安全面なども考慮した結果、伐採することが決まったという。
伐採は来月中旬頃に実施する予定。担当者は「地域の思い入れも強い桜なので、今後は土壌改良を行った後、(仮称)『2代目オオスケザクラ』の苗木植樹も検討していきたい」としている。
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