横須賀市教育委員会は、今年8月下旬から始まる中学校完全給食について、月額5400円とすることを決定した。市学校給食運営審議会の答申を受けて、今月21日に行われた総合教育会議で協議された。
1食の単価は330円で1・2年生は年額5万9400円、3年生は3月の登校日が少ないため5万4000円。年間の180回の喫食を想定している。同審議会が、物価傾向や栄養バランス、保護者の経済負担などさまざまな角度から検討してきたもので、中学校給食を実施している近隣市の状況では、鎌倉市が月額5387円、逗子市5596円、藤沢市5400円、川崎市4733円などとなっており、大きな差はないという。同時に小学校の給食費の改定も検討され、現状の4500円で据え置くこととした。4月の条例改正で施行される。
給食センターから配送
中学校給食は、現在平作で建設している「給食センター」から一括して各校に配送する形で開始する。小学校と同様に、主食とおかず、牛乳を提供する「完全給食」で、栄養価は県平均や国基準と同水準以上。同審議会では、給食の内容についても議論を行っており、特に2・3年生で「家庭や外食よりも味が薄い『給食の味』に慣れるか」などの懸念も上がっている。生徒には、栄養面など給食の効果を周知していく考えだという。
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