今春、三浦学苑高校を卒業した青木万宙(まひろ)さんが代表を務める学生団体「ひらひら」が主催する政策提言コンペ「まちづくりフェス2021」が今月21日に開かれ、ご当地ボードゲーム制作のアイデアを披露した川崎市在住の高校2年生、石橋洋人さんが最優秀賞を受賞した。エントリーは9者あり、「わが町自慢」をコミセン単位で取り組む企画やユニバーサルツーリズムの開発など、横須賀が抱える課題や活気あふれる地域づくりに向けた提案が飛び出した。会場の密集を防ぐため、審査委員以外はオンラインで発表を行った。
最優秀賞に輝いた石橋さんは、横須賀めぐりをテーマにしたボードゲームの開発を提案した。スマホゲームやオンラインゲームが全盛の中で、対面だからこその会話が生まれるボードゲームの特性や直接手を動かすアナログな感覚に着目。コミュニケーションツールとしての活用をめざすとした。
ゲームは横須賀に点在する名所や旧跡、施設などを船に乗りながら旅するストーリー。サイコロの出た目で進みながら、道中での出会いや様々なアイテムを増やすことで大きな船をいち早く完成させる。ゲーム中に使用できるカードを現地販売することで実際の来訪にも繋げるなど、地域魅力発信の新しいかたちをつくりだすという。
最優秀賞の特典には、主催団体による企画実現のサポートがあり、関係機関を巻き込みながら商品化などをめざす。
次点には「多世代が集う校舎のない学校の開設」「野比地区にドラえもんの主人公野比のび太の家を再現し、YRPと連携した先進技術のPR拠点開設」「農漁業体験を切り口にした関係人口の拡大」の提案が選ばれた。
今回のイベントを主催した青木代表は「異世代から建設的な提案が多数寄せられ、横須賀の未来を感じた。コミュニティ空間としてもこのイベントを継続していきたい」と抱負を語った。
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