東京五輪を側面から盛り上げるオフィシャルグッズ。アパレルから小物、伝統工芸品まで種々の商品がラインアップされているが、前回の東京五輪(1964年)でも同じように記念品や関連商品が多数存在していたという。
そんな当時の貴重な品を所有しているのが舟倉在住の山本繁さん(74)。国産ブランド「ムーンスター」が製造販売した「月星オリンピック」が手元にある。
五輪開催の2年前、横浜市で新聞配達をしていた中学生の山本さんは、夕刊配達時に通りがかった靴店で金色の鳩目と五色のラインのシューズを見つけてひとめ惚れ。給料日を待って購入した。だが、あまりにも目立つので恥ずかしくなり靴箱へ。以降は存在すら忘れていたが、コロナの自粛生活で整理整頓をしていた折、半世紀以上ぶりの再会を果たした。「少年時代の古い記憶を辿りながら、2度目の夏季五輪を楽しむつもり」と山本さんは話している。
横須賀版のローカルニュース最新6件
|
|
|