横須賀市は新型コロナウイルスワクチンについて、市民が接種に関する情報を手軽に入手できる取り組みを始めている。説明動画の作成のほか、接種情報の周知・拡散に民生委員・社会福祉推進委員に協力を依頼。上地克明市長は「ワクチン接種への理解や正しい情報を広めたい」と話している。
新型コロナワクチンの供給が県内各自治体で開始することを受け、市は接種に関する不安や疑問を解消するための説明動画の配信を始めた。「横須賀モデル早わかり」と題して、冒頭で上地市長が接種の重要性を語り、続いて市のコロナ対策担当者の森田佳重氏(健康部長)が「いつ・どこで・どのように」接種できるのか、時期や会場、手続き方法などを説明。15分程度で、これとは別に住所地外接種や予約方法の解説動画(各9分程度)も用意した。
これらは市のホームページから見ることができるほか、YouTubeの横須賀市公式チャンネルでも配信している。ワクチン接種の情報は日々変化しているため、最新情報の動画も随時追加していく。
接種券を順次送付
市内では今月19日(月)から、長期の入院患者や老健施設の入所者を対象に新型コロナのワクチン接種を始める。入院や入所をしていない一般の高齢者については、今月中にまず80歳以上(約4万200人)の市民に接種券一式を発送する。その後、時期は未定だが、75歳から79歳(約2万7400人)、65歳から74歳(約5万5400人)に年齢を分けて送付する。
市は来月以降、ワクチンの供給量が増えると見込んでおり、5月10日(月)に予約を開始、接種は同月17日(月)以降となる見込みだという。
民生委員 周知に一役
市は、住民へのワクチン接種に関する情報の周知に、地域の福祉人材の活用を進める。見守りや相談・支援、福祉活動を行う民生委員(約600人)とその活動を補佐する社会福祉推進委員(約2000人)が担い手。接種までの流れや接種・予約方法などを記したパンフレットや解説動画で学んでもらう。具体的には、地域での活動や自宅を訪ねた際に、高齢者からの問い合わせや質問に答えるほか、自治会・町内会などの小規模な会合で、担当委員が説明することも想定。
解説パンフレットは、市ホームページでも公開している。
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