「ジャズが世代をつなぐ」―。(公財)横須賀芸術文化財団による小中学校へのアーティスト派遣事業の一環で6月8日、市立山崎小学校で「WOOD FORDジャズライブ」が開かれた。
同財団は、2015年度からクラシックの若手アーティストによる学校訪問コンサートを実施。今年度は、横須賀の音楽文化である「ジャズ」をテーマに、山崎小と大津中でジャズライブを企画した。派遣するアーティストは、両校出身でジャズクラリネット奏者の宮脇惇さんが所属するジャズバンド「WOOD FORD」。小学3年生で楽器を始め、プロ奏者として精力的に活動している宮脇さん。コロナ禍でコンサートに出かける機会が失われている中で、「生の演奏を通して、音楽の楽しさを感じてほしい。横須賀のジャズ文化を身近に感じる機会に」と、ベースの入船裕次さん、ギターの渡部良介さんを連れて、母校への”凱旋”が実現した。
当日は、「A列車で行こう」「虹の彼方に」などのスタンダードナンバーや「パプリカ」をジャズやボサノバにアレンジして演奏。同校校歌の「ジャズバージョン」も披露された。児童からは「ジャズの好きなところは?」「クラリネットの思い出は?」などの質問のほか、「自由でのびのびした音楽が楽しかった」との感想も上がった。宮脇さんは「自然と手拍子が出てきて驚いた。子どもがジャズを楽しむ良いきっかけになったと思う」と語った。
大津中では22日に訪問ライブを予定。ジャズに関するミニ講座のほか、吹奏楽部3年生とのジョイントコンサートも企画されている。
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