新型コロナワクチン接種を進めている横須賀市は、年齢別に区切っている接種スケジュールを当初計画より前倒しすると発表した。これにより70歳から74歳(2022年3月31日時点)の対象者には今月7日から9日に接種券を発送完了、65歳から69歳は14日(月)と15日(火)に発送する。
この決定は先月17日から接種を開始している80歳以上の予約者数(約2万8千人)が対象者(約4万人)に対して70%に達したことから判断された。接種は任意であり、「打ちたくても打てない人を優先的に」という考え方に基づいている。
またこれまで予約開始日にアクセスが集中し、予約がしづらい状況が発生したことから、年代ごとの予約日時を分けるため、接種券の発送日を分け、手元に到着次第予約を取れるようにした。これによりシステムへのアクセスが分散化され、予約時の混乱リスクを減らしたい狙いがある。
さらにスケジュールが前倒しになったことから65歳以上で接種を希望する全ての人の2回目接種完了が7月末までになる見通しも発表された。
ロス対策に小中高教諭
接種当日の体調不良などを理由にワクチンを余らせ、無駄にしてしまうケースを未然に防ぐため、市が行っている「ロス対策」の対象者の範囲が拡大された。新たに加わったのは市内私立高校「横須賀学院」「三浦学苑」「緑が丘学院」と公立小中学校の教諭。上記私立3校の教諭は先月末から集団接種会場で市からの余剰ワクチン接種要請に応じている。今後も集団・個別接種会場で生じる余剰ワクチンの有効活用を効率的に進めるため、市は各地域の民生委員や児童委員、保育園や幼稚園、学童保育の職員、介護保険施設の職員なども対象者に加えるよう調整を進めている。
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